CO+LAB MUSASHINOとは

CO+LAB MUSASHINO(コラボむさしの) は、市内の事業者同士の連携を創出・促進して、新しい商品や事業を開発するきっかけをつくるためのプラットフォーム。

名前のCO にはCompany(会社・企業)とCo(共同の/共通の/相互)の意味が、LAB にはLaboratory(実験室)でのチャレンジやワクワクする気持ちが表現されています。

異なる分野の人同士が協力して、多くの人の心を動かすような新しいものを武蔵野市でつないで、育み、生み出す、そんな動きが始まっています。

「"今年のテーマ"は食と農のおいしい出会い

飲食業と農業の事業連携により、新たなコラボ商品や事業の開発を進めています。

交流会(農家見学会)を開催

人とひとをつなぐ

農家と事業者をつなぐ
きっかけづくりをお手伝い

「市内産農産物を使ってみたいけれど、どのように手に入れたらいいのかわからない」。そんな飲食店事業者の声が届いたことがひとつのきっかけとなり、CO+LAB MUSASHINO は始動しました。実行委員会(事務局:商工会議所)が市やJAなどと協力し、農家と事業者をつなぐ場として、市内事業者を対象とした交流会(農家見学会)を開催。見学後に早速商品開発に取り組んだ飲食店も。CO+LAB MUSASHINO は、市内の事業者同士の連携を促進するため、新たな仕掛けづくりのプラットフォームとなることを目的としています。

市内産の農産物でつくる新商品

商品開発

武蔵野市の魅力をカタチに

市内産の新鮮な農産物に興味を持った飲食事業者が CO+LAB MUSASHINO に参加。交流会への参加などを通して、市内産の農産物でつくるコラボ商品の開発が進んでいます。市内産の農産物は鮮度が高く、消費者への商品アピールにもつながります。

市内産野菜の魅力を発信

商品がまちの魅力に

力を合わせて
武蔵野市の魅力を高めます

市内産農産物を使った商品は、武蔵野市の店舗だけのオリジナル商品になり、武蔵野市に足を運んでもらうためのきっかけづくりにもなります。事業者と生産者が協力し合いながら、互いをPRし、さらに武蔵野市の魅力を高めていきます。

ロゴデザインに込めた意味

「M」のデザインは「つながり」を表現し、「O」のデザインには「継続」や「循環」を表現しました。

この事業のカギとなる「つなぐ」ことと、そこから生まれた事業連携が、自然と次の事業連携を生み出すような意味を込めています。

CO+LAB MUSASHINO 試行実施に至る背景

  CO+LAB MUSASHINOは武蔵野市第六期長期計画や第二期武蔵野市産業振興計画に掲げる「まちの魅力を高め豊かな暮らしを支える産業の振興」を目指し、武蔵野商工会議所・武蔵野市商店会連合会と市が共に取り組む事業として、令和4年度から試行実施をしています。

 本市は飲食店や小売り、サービス業といった第三次産業(特に商業)が盛んであり、また、アニメ制作会社や著名な漫画家等を始めとしたクリエーターが多く集うまちという側面もあります。

 一方で、農業・製造業に代表される第一次産業・第二次産業は本市の産業構造上の割合は第三次産業と比べ少ないものの、きらりと光る高い技術を持つ事業者も点在します。例えば市内産農産物は、その高い品質が評価されるとともに、大きな関心が寄せられ、直売所マップなどのアクセス数も特にコロナ禍以降は大幅に伸びています。

 第二期武蔵野市産業振興計画策定時の市内事業所向けアンケート調査では、市に望む支援の第2位にビジネスマッチングが挙げられており、市の施策としてビジネスマッチング(事業連携)に取り組むことが課題の一つでした。

 また、本市では毎年恒例のイベントとして「むさしの青空市」を約40年実施してきました。青空市は昭和48年のオイルショックを契機として省資源、省エネが喚起され、リサイクル、フリーマーケットなどの市民運動が全国的に拡大し、本市においても、市民団体や一般市民の参加による実行委員会と市との共催事業として昭和56年に始まり、長年親しまれてきました。

 令和2年、コロナ禍の影響もあり、青空市自体の開催が中止される中、事業自体の見直しを図るため、翌令和3年、長年実行委員会を担っていただいた方を中心に「むさしの青空市あり方検討委員会」を設置し検討した結果、事業開始当初の使命は果たされたと評価し、青空市が担ってきた環境啓発や消費者運動の役割はそれぞれ「環境フェスタ」や「くらしフェスタ」等にシフトし、青空市を引き継ぐ新たな事業を提案するとの結論を得ました。

 それを受け、「市民の交流・ふれあい」や「出店者間の交流」の理念を引き継ぐ事業として、CO+LAB MUSASHINOが誕生しました。

 本事業がテーマにしている、事業者と事業者を【つなぐ】事業連携の先には、「まちの魅力を高め、豊かな生活を支える産業の振興」という大きな目標があるべきと考え、市民・来街者のみなさまが手に取ることのできる「商品」や「サービス」を提案できないかと検討してきました。そして、その「商品」や「サービス」を、事業者や市民・来街者のみなさまが【育む】ことで新たな本市の魅力を【生み出す】ことができ、目標の達成につながると考えています。

 青空市の市民参加の理念を継承したCO+LAB MUSASHINOの試行実施を通じて、事業連携の有効性を確認し、「まちの魅力を高め豊かな暮らしを支える産業の振興」を図って参ります。